武豊に次ぐレジェンド騎手として知られる横山典弘ですが、競馬一家で家系図がすごいと話題です。
今回は横山典弘の経歴、家系図と家族、結婚した嫁や子供（長男・次男・三男の息子3人）、自宅と年収や資産、引退の噂も紹介します。
横山典弘はJRAの騎手
横山典弘
生年月日：1968年2月23日
出身：東京都府中市
身長：163cm
体重：49kg
所属：日本中央競馬会
血液型：O型
活動：騎手
横山典弘さんはJRAの騎手です。
1886年にデビューし、コンスタントに活躍を続け、2020年6月20日にはJRA史上3人目の2,800勝を達成しました。
この記録は武豊、岡部幸雄元騎手に続く記録で、現役では武豊に続く2人目の記録です。なお、2022年7月24日時点では、2,887勝を達成しています。
家族や親戚にはJRA関係者が多く、競馬一家としても知られており、2021年には横山典弘親子3人で、ワンツースリーを独占。2人の息子も次世代のホープとして期待されています。
横山典弘の経歴
横山典弘は東京都府中市出身です。
1986年3月1日、美浦トレーニングセンター所属で中山競馬第2競走でデビューしています。初勝利は1986年429日です。それ以降、着実に勝利重ねてきました。
思いきりがよく、積極的に逃げない騎乗スタイルで、馬群を捌く技術に長けています。
また、馬の適性を見抜いて気難しい馬でもすんなり折り合う能力を持っているんです。
1988年：重賞初制覇
1990年：GI初制覇
1995年：関東リーディング、ワールドスーパージョッキーズシリーズ優勝
1998年：クラシック初制覇、フェアプレー賞（関東）
2000年：1000勝達成
2004年：フェアプレー賞（関東）
2005年：関東リーディング（2回目）
2006年：関東リーディング（3回目）
2008年：重賞100勝達成
2009年：ダービー初制覇、ワールドスーパージョッキーズシリーズ優勝（2回目）、
2000勝達成、フェアプレー賞（関東）
2010年：全国リーディング（JRAでの成績のみ）、JRA賞（最高勝率騎手）
2012年：JRA賞（最高勝率騎手）
2014年：ダービー２勝目
2016年：JRA全10場重賞制覇達成
2017年：フェアプレー賞（関東）
2020年：2800勝達成
2022年7月24日時点で2887勝を達成しているレジェンドです。
しかし、GIでは惜しくも2着になるケースが少なくなく、詰めが甘くて大舞台ではいまいち勝ちきれないということも多く見られます。
逆に言えば、あまり前評判が良くない不人気の馬でも、横山典弘が騎乗すれば2着には入ってくれる可能性が高いとも言われています。
また、ビックマウスになることがありますが、ビックマウス発言をした後は負けることが多いことも、ファンからは良く知られています。
2009年の皐月賞では、1番人気のロジユニヴァースで14着になって大敗した後、｢僕が吹いたから負けたんですかね」と語っており、本人もそのあたりは認識しているようです。
横山典弘の家系図・家族がすごい
横山典弘の家族・親族は競馬関係者が多いんです。家系図を見ると、そのすごさがわかると思います。
上の家系図で名前が青字で書かれている16人は、JRA・競馬関係者です。さらに、そのうちの11人は競馬関係者なんです。
横山家の競馬関係者率はすごいものがありますね。
ここで、横山家の家族の概要を確認しておきましょう。
・父親：横山富雄＝元JRA騎手
・母親：横山若子
・妻：横山園美
・祖父：奥平作太郎＝JRA調教師
・伯父：奥平真治＝JRA調教師
・兄：横山賀一＝JRA騎手
・妹：桂子
・長男：横山和生＝JRA騎手
・次男：横山寛人
・三男：横山武史＝JRA騎手
・義弟：菊沢隆徳＝元JRA騎手、調教師
・義弟の弟：菊沢隆仁＝元JRA騎手、調教助手
・甥：菊沢一樹＝JRA騎手
・いとこの夫：奥平雅士＝JRA調教師
騎手は調教師の娘と結婚することが多いので、自然に騎手や調教師が家族・親戚に増えていくものと思われます。
それでも、横山典弘の家系図は騎手や調教師だらけです。ここまで騎手や調教師の割合が多い騎手・調教師の家は少ないでしょう。
横山典弘の家族：父親や兄も騎手
父親は横山富雄
横山富雄
生年月日：1940年2月25日
没年月日：2009年9月18日
出身：北海道虻田郡豊浦町
所属：日本中央競馬会
活動：元JRA騎手、調教助手
横山富雄の実家は北海道で、農家をしていました。
近所には飯原農場（タカオー・ダイナナホウシュウ）があり、子供の頃からよく遊びに行っていたため、競走馬・競馬は非常に身近な存在でした。
中学卒業後の1955年に上京して、東京の小西喜蔵厩舎に入門し、騎手見習いとして働き始めます。1961年3月には騎手免許を取得し、騎手デビューを果たします。
その後、重賞勝利数30勝、GI級勝利7勝、通算勝利数559勝という成績を残しますが、1982年に調教中に倒れて、1983年に引退しています。
その後、1985年からは調教助手として活動しますが、2005年に定年を迎え、その後の2009年に亡くなりました。
結婚した妻は調教師の奥平真治の妹ですので、ここですでに「競馬関係一家」がスタートしたことになります。
兄は横山賀一
横山賀一
生年月日：1966年12月28日
出身：東京都府中市
所属：日本中央競馬会
血液型：A型
活動：元JRA騎手、元調教助手、JRA競馬学校の教官
横山賀一は横山典弘の2個上（学年は1個上）の兄です。
中学卒業時、高校卒業時にそれぞれJRAの競馬学校の入学試験を受けますが、不合格になってしまいます。
そのため、JRAの騎手としてデビューしたのは、弟の横山典弘さんのほうが先でした。
JRAの競馬学校に不合格となった賀一さんでしたが、騎手になることを諦めきれず、ニュージーランドにわたり、見習い騎手となり、1991年にニュージーランドの騎手免許を取得しました。
1992年にはJRAの騎手免許臨時試験に合格し、26歳にしてJRAの騎手となったのです。
1993年には重賞初勝利を挙げ、通算211勝を記録しましたが、2005年11月30日に騎手を引退し、調教助手となります。
2010年10月1日にJRA競馬学校の教官に採用され、現在は教官として活動しています。
横山典弘が結婚した嫁は園美さん
横山典弘さんが結婚した嫁は園美さんです。
園美さんについては、ほとんど情報がありませんが、長男の和生さんがJRA競馬学校に入学する時の家族写真がありました。横山典弘さんよりも背が高く、きれいな方です。
5ちゃんねるの情報によると、園美さんは結婚前は芸能活動をしていたようです。
ジョッキーとタレントさんのカップルといいますと・・。
・眉毛と石森かずえ
・横山典騎手と藤田園美（独身時代好きなタレントとして堂々とかいてました）
・種無しと佐野量子さま
・ワタナベと姫路女（笑）
が有名ですね。（最後はワタナベの妄想だけど）
「藤田園美」という名前でタレントをしていたようで、横山典弘さんは独身の頃から園美さんのファンだったんですね。
横山典弘の子供（息子）① 長男は横山和生
横山和生
生年月日：1993年3月23日
出身地：茨城県
身長：167.2cm
所属：日本中央競馬会
体重：52kg
血液型：A型
活動：JRA騎手
横山典弘の長男は騎手の横山和生さんです。子供の頃から父親の影響で騎手を目指し、中学卒業後に競馬学校に入学しました。
2011年3月に騎手デビューし、2017年には通算100勝、2021年には通算200勝を達成しています。
2022年には天皇賞を制覇し、祖父・父に続き、親子3代で春の天皇賞を勝利しました。
横山典弘の子供（息子）② 次男は横山寛人
横山典弘の次男は寛人さんです。次男の寛人さんは、横山家の男性の中では珍しく、競馬関係の仕事をしていません。騎手でも調教師でもありません。
一般の仕事をしているようで、顔写真や職業などは明らかにされていません。
ただ、5ちゃんねるの情報では、三井物産で働いているそうです。三井物産なんて、ガチのエリートですね。
次男は三井物産で働いてる
長男・三男はG1制覇の有望なジョッキーで、次男はエリート商社マン。横山家はすごい人たちの集まりなんです。
横山典弘の子供（息子）③ 三男は横山武史
横山武史
生年月日：1998年12月22日
出身：茨城県
身長：161.6cm
所属：日本中央競馬会
体重：45.3kg
血液型：O型
活動：JRA騎手
横山典弘の三男は騎手の横山武史です。2009年頃から乗馬を始め、2009年秋の天皇賞を制覇した父親の姿を見て、騎手を志します。
中学卒業後に競馬学校に入学し、2017年に騎手デビューを果たします。
2020年にJRA関東リーディングジョッキーを歴代最年少で獲得、2021年に年間JRA・GI5勝を歴代最年少で達成するなど、若手ジョッキーの期待の星として注目を集める存在です。
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横山典弘の自宅は茨城県にある？
横山典弘の自宅は公開されていませんが、茨城県稲敷郡美浦村かその周辺にある可能性が高いです。
JRAのジョッキーはトレーニングセンターの周辺に住むことが多く、関東なら美浦、関西なら栗東周辺に住んでいます。
横山典弘は美浦トレーニングセンター所属ですし、父親の横山富雄さんが亡くなった時には、富雄さんの自宅は美浦村にあると報じられていました。
横山典弘騎手、元騎手の横山賀一調教助手の実父でＪＲＡの元騎手・横山富雄氏が１８日午前１時１０分、病気のため死去した。６９歳だった。北海道出身。自宅は茨城県美浦村。
息子の横山和生と横山武史も「茨城県出身」ですから、美浦トレセン周辺に自宅があると思われます。
横山典弘の年収・資産とは？
横山典弘の総資産はかなりの額になっていることは間違いないでしょう。通算2800勝は伊達ではありません。
イギリスのOLBG.comが発表した横山典弘の生涯獲得賞金は、5億6063万6800ドル（約587億円）です。587億円！！！一般庶民には、ちょっと想像がつかない金額ですね。
横山典弘は1986年にデビューしていますので、2022年時点で騎手歴36年です。587億円を36年で割ってみると、横山典弘さんの平均年収は16億3000万円となります。
ちなみに、この生涯獲得賞金587億円というのは、武豊さんに次ぐ金額です。資産・年収からも、横山典弘さんは武豊さんに並ぶレジェンドと言えるでしょう。
横山典弘は武豊と大喧嘩？
横山典弘は、競馬会のレジェンドである武豊と良きライバル関係と言われています。
武豊のほうが一期下の後輩ですが、お互いを「ノリさん（ノリちゃん）」・「豊」と呼び合う仲で、長年日本競馬会を引っ張るレジェンド同士だからこそ分かり合えるものがあるようです。
横山典弘は武豊の才能をしっかり認めています。
豊の騎乗は、もう完璧。ドウデュースの手応えは見ている俺にもズッシリと伝わってきていたけど、それでもあいつは動かなかった。ホント、大したもんだったなあ。普通のレースじゃない。ダービーであれができるのがすごいって言うんだよ
ただ一度、武豊さんに大激怒したことがありました。
調教をつけに栗東に来ていた横山騎手が、武豊騎手に対して怒鳴り声を上げたのである･･･。
真意を翌日に横山騎手に伺うと、｢昨日、G1のお祝いを俺がしてやるから、いつもの焼肉屋予約して待ってると約束したのにアイツはそれを忘れてて俺を5時間も待たせやがったんだよ！
店主に悪いからなんも飲み食いしない訳にもいかないだろ？だから俺が肉食って酒も飲んで5時間も待った。なのにアイツは一向に現れなかった。
電話しても繋がらないし、やっと電話来たのが夜9時だぞ？もうホテルに戻ってた時間だよ。ムカついたから電話出なかったんだよ。｣と、鬱憤が溜まっていた様だ･･･。
武豊のG1制覇のお祝いをする食事会の約束を武豊は忘れていて、横山典弘が一人待ちぼうけをして怒り心頭！ということのようです。
ただ、「ムカついたから電話でなかったんだよ」というところが、子供の喧嘩のようで、本当は仲が良いことがうかがえます。
実際に、この喧嘩があった後も、普通に2人は交流を続けています。
レジェンド同士で気心知れた仲だからこその信頼関係があるのでしょう。2人のおじさんが仲良くしている写真はほっこりします。
2人は第100回ダービーに一緒に出る約束をしているそうです。
第100回ダービーは2033年のこと。横山典弘さんは65歳、武豊さんは64歳。頑張ってほしいですね。
横山典弘は引退間近？噂の真相
横山典弘さんは2022年で54歳。レジェンドジョッキーですが、ここ数年はそろそろ引退ではないか？という噂がついて回っています。
2013年には、調教師・藤沢和雄との乗り替わりのトラブルで不仲・決別が報じられ、それ以降は横山典弘さんは良い馬の騎乗依頼が減ったこともあり、あまり勝利数を伸ばせていません。
また、騎乗回数も減ってきています。
53歳という大ベテランになって肉体的な衰えは当然懸念されるが、昨年は63勝とその手腕に大きな陰りはなかった。気になるのは、騎乗数そのものが昨年の421回から、今年はここまで139回（約300回ペース）と大きく減っていることだ。
引用：横山典弘「引退」間近か。調教師挑戦へ「すでに試験の資料を……」今年13勝、息子の横山武史・和生ら活躍に一家の大団円迫る – GJ
このような事情もあり、横山典弘は引退間近ではないかと噂されているのです。
また、調教師の試験のための勉強を始めたという情報もあります。調教師の試験は難関。だから、騎乗回数を減らして、勉強の時間を確保しているのではないか？というわけです。
年齢的なことを考えれば、横山典弘の引退は十分にあり得ますが、武豊と一緒に第100回日本ダービーを目指すなら、まだまだ引退することはできなさそうですね。
横山典弘のまとめ
横山典弘のプロフィールや経歴、騎手の特徴、家系図や家族、結婚した嫁や子供（息子3人・長男、次男、三男）と自宅、年収や資産、引退の噂をまとめました。
レジェンドジョッキーの横山典弘。まだまだ武豊とともに日本競馬界を引っ張っていってほしいですね。
横山琉人騎手と横山典弘騎手の関係は？
競馬ファンが「横山」と聞くと、その次に出てくる言葉は「典弘」でしょう。
最近競馬を始めたからなら、息子の横山和生騎手や横山武史騎手を思い浮かべるかもしれません。
横山は横山でも、横山琉人騎手と横山典弘騎手に血縁関係はなく、ただ姓が同じなだけです。
横山琉人騎手の父は障害競走で活躍した横山義行騎手
横山琉人騎手のお父さんは障害競走で活躍した名騎手・横山義行さんです。
JRA競馬学校8期生の横山義行さんは1992年に加賀武見厩舎所属でデビュー。
初年度から20勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞。
1998年から本格的に障害競走に取り組み、中山大障害や東京オータムジャンプ、中山グランドジャンプなど、次々にビッグタイトルを獲得。
2005年にはJRA賞の最多勝利障害騎手賞を受賞。
2011年には障害競走通算100勝を達成し、平地競走の100勝と合わせて、史上5人目の平地・障害100勝を達成しています。
リアル二刀流って感じですね。
2017年かぎりで騎手を引退し、JRAの小会社であるJRAファシリティーズに社員として入社しています。
横山琉人騎手の同期
横山琉人騎手は2021年にJRA競馬学校を卒業した37期生です。
小沢 大仁
角田 大和
永島 まなみ
永野 猛蔵
西谷 凜
古川 奈穂
松本 大輝
同期は永島まなみ騎手ら7名。
若くして活躍している期待の世代です。
横山琉人騎手が騎手を志すきっかけになったのは父・義行さんがメルシーエイタイムに騎乗し勝利した2007年中山大障害。
「こんなにかっこいい仕事があるんだな」と思ったことで、騎手への道に進んでいます。
横山琉人騎手の騎乗技術は上手いと評価
横山琉人騎手の騎乗技術の高さが評価されています。
2023年はヤングジョッキーシリーズで見事優勝。
2024年はG1初出走を経験するなど、着実に一歩ずつ階段を上がっています。
横山琉人騎手の通算成績
年度 順位 1着 2着 3着 着外
2023 52 23 17 27 354
2022 37 34 27 21 509
2021 81 9 7 11 214
横山琉人騎手は2021年3月6日中山1R3歳未勝利でオリエンタルメラク騎乗でデビュー。
同年4月10日中山1R3歳未勝利でノアファンタジーに騎乗し初勝利を挙げました。
2024年8月現在、重賞0勝ですが、2024年5月12日にはヴィクトリアマイルで初G1出走を果たすなど、着実に実績を積み上げています。
2024年最新リーディングジョッキー
順位 騎手名 勝利数
1 C.ルメール 128
2 川田 将雅 111
3 戸崎 圭太 103
4 坂井 瑠星 92
5 横山 武史 84
6 松山 弘平 83
7 鮫島 克駿 74
8 武 豊 71
9 西村 淳也 68
10 岩田 望来 66