中村千絵(なかむらちえ)さんは、1998年にアニメ「DTエイトロン」のエリス役でデビューした女性声優です。
代表キャラクターは、2002年から放送されているアニメ「NARUTO -ナルト-」の春野サクラ役です。
2022年11月に特定疾患の一つである「潰瘍性大腸炎」を患い、活動を休止していることが所属事務所から発表されました。
そんな中村千絵さんの結婚相手が同じく声優の杉山紀彰さんと言われている件や、若い頃に宝塚歌劇団志望だった件、活動休止をしていた病気についてなど、お伝えします。
中村千絵のプロフィール
本名:中村千絵
生年月日:1978年(昭和53年)5月14日
身長:156cm
出身地:東京都
所属事務所:アクセルワン
中村千絵、結婚せず独身。結婚相手は杉山紀彰ではない
中村千絵さんと声優の杉山紀彰さんが結婚をしている、と噂になっていました。
結論を先に申し上げますと、中村さんと杉山さんが結婚したという発表はされていません。
こういった噂が流れた原因は、中村さんと杉山さんが共演していたアニメ「NARUTO -ナルト-」のストーリーにあると思われます。
「NARUTO -ナルト-」で中村さんが演じていた春野サクラは、杉山さんが演じるうちはサスケに小さい頃から想いを寄せていました。
そんな2人の役が最終回で結婚していたことが明らかになり、さらには「サラダ」という娘も生まれていたことが判明し、ファンを騒がせました。
それがニュースになり、その見出しを見た方が、サクラ役の中村さんとサスケ役の杉山さんが結婚した、と思い込んでしまったのかもしれませんね。
確かに中村さんと杉山さんは「NARUTO -ナルト-」で長年共演しているため、非常に仲がいいようです。
中村さんのブログにも杉山さんは時々登場し、楽屋で遊んでいるところを記事にしていたりします。
中村さんが所属しているアクセルワンに、杉山さんも2011年6月から2015年11月まで所属していましたので、アフレコ以外にもご一緒になることもあったのではないでしょうか。
ちなみに、中村さんと杉山さんの初対面の際、杉山さんから中村さんにご挨拶をしたところ、「あ、はい・・・」といった感じで反応があまり良くなかったため、「何か煙たがれるようなことをしたかな」と気にされていたそうです。
ですが、単純に中村さんが極度の人見知りだったそうで、時間をかけて打ち解けて行ったそうです。
2023年現在、中村さんも杉山さんもご結婚をしているという発表はされていませんので、お2人とも独身でおられるようです。
「NARUTO -ナルト-」のファンならば、実生活でもサクラとサスケのように結ばれて欲しい、と思っている方も多くいらっしゃるのかもしれませんね。
若い頃は宝塚を志していた
中村千絵さんは、幼少の頃から歌やお芝居に興味を持っていた子供だったそうです。
小学校の時には児童劇団に入団して活動していました。
中村さんが所属していた劇団は「劇団あすなろ」だったそうです。
「劇団あすなろ」は1970年から2000年まで存在していましたが、活動していた当時はテレビドラマのエンドロールなどにも、よく名前を見かけていました。
現在活躍されている俳優の方にも「劇団あすなろ」出身の方は多いのではないでしょうか。
中学校では演劇部に所属していましたが、その頃から宝塚歌劇団の舞台に憧れていたそうです。
高校に入っても、ずっと演劇と歌のレッスン漬けの日々だったそうです。
ですが、ダンスが苦手だったそうで宝塚受験を断念したそうです。
それでも大好きな歌が歌える仕事に就きたいと思いっていたところ、妹さんに「声優の仕事ならお芝居ができて、歌う機会もある」と言われたのが声優を目指すきっかけになったそうです。
結果的には宝塚の道には進みませんでしたが、宝塚を目指していたおかげで声優という道が開けたので、宝塚を目指していた日々は全く無駄にはなりませんでした。
病気で活動休止していた
中村千絵さんは、2022年10月30日に朗読ライブ「旅のラゴス」に出演する予定でしたが、2022年10月24日に所属事務所により体調不良のため降板することが発表されました。
当時新型コロナウイルス感染がまだ流行っていたため、「新型コロナウイルス感染症によるものではございません」と明記されておりましたが、病状に関して「体調不良」以上の情報はありませんでした。
それから約1ヶ月後の2022年11月28日に、最期所属事務所により「潰瘍性大腸炎」を患っており、一定期間活動を休止しているという旨が報告されました。
「潰瘍性大腸炎」とは、主に大腸粘膜に炎症などの要因で潰瘍やびらんができる疾患で、指定難病に指定されています。
活動休止により、出演中だったアニメ「デリシャスパーティ♡プリキュア」の和実あきほ役は、第39話から恒松あゆみさんへと引き継がれ、中村さんはそのまま降板となりました。
年が明けて2023年1月13日、所属事務所から体調を考慮しながら徐々に仕事を再開していく、との報告がありました。
その後、2023年8月23日に、「潰瘍性大腸炎との暮らしを、話せる社会へ。」というプロジェクトに参加し、「便意切迫さんのうた」を歌唱することが発表されました。
また、プロジェクトのホームページには中村さんから同じ患者さんへ向けて、そして周囲の方に向けてのメッセージも公開されています。
まだまだ一般には知られていない「潰瘍性大腸炎」への関心を広める運動に、当事者として参加しているのは、非常に意味のある行動だと思われます。