高校時代はライバルチームの選手とマネージャーだったオースティン夫妻
今季が来日2年目となり、昨季以上の活躍を期待されているDeNAのタイラー・オースティン内野手。昨季は故障離脱もあり65試合の出場にとどまったものの、打率.286、20本塁打56打点とその長打力を発揮していた。
そのオースティンを支えるのが妻のステファニー・ダナさん。モデルとして活動していた美人妻が自身のインスタグラムを更新し、中華街で撮影された夫との仲睦まじい様子を映した動画と共に、2人の馴れ初めを公開している。
同じジョージア州コンヤーズ出身のオースティンとダナさんだが、高校時代は野球のライバル校にそれぞれ通っており、オースティンはヘリテージ高校のスター選手で、ダナさんはライバル校のマネージャーだったという。出会いは高校3年生のとき。両校の対戦を数日後に控えた、とあるパーティーで顔を合わせた。
当時のことをダナさんはこう回顧する。「彼はパーティー中に私のほうに来て自己紹介をするやいなや私たちの学校からたくさんホームランを打ってやるとか、思いっきり打ち負かしてやるとかそんなことを話し始めました」とし、「私が初めてタイラーと会った時、私は彼のことが全く好きではありませんでした(笑)」と、第一印象は決して良くなかったという。
そうして迎えた両校の対戦当日、オースティンが打席に立つ際に、ダナさんの高校の生徒が「意地の悪い、タイラーを馬鹿にするような曲をかけた」のだという。また「私の学校の応援席や、スタンドにいる親たちですら、打席に立つタイラーに向かってひどく、あさましいことを叫んでいました」と、ダナさんはこれに対してひどく腹が立ったようだ。
「私はその男(オースティン)に好意すら持っていませんでしたが、卑劣な行為を我慢できませんでした」。次の打席でもその野次は止まず、思わず対戦相手だったオースティンにダナさんは声援を送った。この打席でオースティンは宣言通りに本塁打を放ったのだという。
この日の出来事がきっかけとなり、2人はのちに人生の伴侶になった。ダナさんは「自軍のダグアウトから敵チームを応援したことで私はその日かなりいろいろ言われましたが、私は決していじめのようなことには賛成しません」とし「私はそれ以降ずっと彼のことを応援し、そして守っています」と綴った。このエピソードにファンからは「ステキな話」「美しいカップル」「なんて素敵なの」との声が上がっていた。